イギリスのロイヤルウースターが、1920〜1939年頃に製造したボーンチャイナのティートリオです。
ハンドペイントによる美しい薔薇、深みのあるピンクのボーダーとゴールドストライプのパターンで、スカラップ状のふちもゴールドトリムとなっております。
アールデコハンドルのカップは高さが低く、口径の広い形で、生地は薄く繊細です。
紅茶を心行くまで楽しむために生まれてきたような非常に優美なティーカップトリオの名器です。
ロイヤルウースターは1751年、イギリスのウースターにウィリアム・ディビスによる経営と、医師で科学者のジョン・ウォールの技術的指導の元、陶器窯として創立されました。
1789年には英国初の王室御用達窯に指定され、現在のエリザベス2世の治世に至るまで「現存する英国最古の磁器窯」として英国王室の食卓を飾り続けると共に、250年に渡る歴史が2008年に終止符を打つまで、その名を世界に示してきました。
金彩はふちの部分ではほぼ残っていますが、ストライプ部分ではかすれがあります。
またあまり目立ちませんが、プレートの表面には細かなスクラッチがあります。
これらの欠点をカバーして余りある素晴らしい器です。
アンティークを愛する方におすすめ致します。
その他にはひび、欠け、貫入等は無く、全体としてベリーグッドコンディションです。
同じものをもう一セット出品しています。
生産地 イギリス
メーカー ロイヤルウースター Royal Worcester
年代 1920〜1939年
サイズ カップ (口径9.8cm 高さ 4.5cm)
ソーサー(14.2cm)
プレート(14.7cm)
状態 ベリーグッドコンディション
Note: 表記についての補足説明